カバンの中身を整理しながらダンジョンを攻略する、新感覚のローグライクRPG『Backpack Hero(バックパック・ヒーロー)』。SwitchやPCで遊べるこのインディーズゲームを、全クリアまでやり込んだ俺がレビューしようと思う。

【バックパックに「何をどう詰めるか」】
俺は無茶苦茶綺麗好きで、少し潔癖の気もある。整理整頓なんて得意中の得意だ。このゲーム得意そうだなーと思って購入した。仕事上バックパックでの出張も多い。
このゲームの最大の特徴は、敵を倒すことよりも「カバンの中にどんなアイテムをどう詰めるか」が重要な点だ。というか、アイテム選びと配置でほとんど勝負が決まる。
普通のRPGなら、強い剣を拾えばそれだけで強くなる。だが、このゲームは違う。
- 「隣に盾があると攻撃力が上がる剣」
- 「一番下に置かないと効果が出ない靴」
- 「周囲に空きスペースが必要な魔法」
など、アイテムごとにわがままな「設置条件」が設定されているのだ。いかにいいアイテムを引き、パズルを解くように配置して最大のパフォーマンスを出すか。これこそビルド系ローグライクの真骨頂だろう。
この「知恵で勝つ」ビルドの感覚は、ローグライク好きの俺にはたまらない。


【クリアできるかは、もはや運ゲー】
正直言うと、ダンジョンをクリアできるかどうかは、運で決まる。ちょっとここがこのゲームのいまいちな点でもあるのだが、バランスに欠く点だ。
アイテムの引きがクリアの9割を占め、知恵は意外に必要ない気がする・・・。
強いアイテムさえ引ければ、無限コンボを組むことも可能で、一気に「ヌルゲー」と化す。
知恵よりも、整理整頓よりも、最後に必要なのは運ってことよ(笑)。
コモンなどの、そんな強くないアイテムで最強の配置を求めて考えるのが醍醐味だとは思うのだが、レアアイテムが出ると一気に戦い方が変わってしまう。
まぁ、それはそれで楽しいのだけども。

【ストーリーは何も覚えてない】
一応ストーリーもあって、ラスボスも撃破して全クリした。
ダンジョンをクリアしながら資材を集め、街を復興していく要素もあるのだが、俺はあくまでダンジョンでの遊びが重視。
正直、街がどうなろうと大して何も感じなかったのが本音だ(笑)。
村人も個性豊かで楽しい感じなのだが、そもそもストーリーを楽しむゲームじゃぁない。
【キャラクター毎に遊び方が異なる】
最初はネズミのパースで遊んでいたが、キャラが解放されると戦い方が全く違う。
「整理整頓する」というルールは同じなのに、整理の仕方が根本から異なるため、操作感がガラリと変わるのだ。どのキャラもやっていて楽しくて、時間が溶ける。
自分好みのキャラクターを見つけて、エンドレスダンジョンを可能な限り突き進んでみてほしい。
キャラ、アイテム、配置、これが噛み合い理想のビルドができると気持ちが良い。

【まとめ】
アイテム運によって難易度が激変するため、ローグライクとしてはそこまで理不尽な難しさではないと思う。パースでストーリーを一通りクリアし、他のキャラのミッション関係もすべてクリアした。
実際にやってみて感じた、俺なりの「攻略のコツ」を置いておく。
- やたらと状態異常が強い: 毒や火傷などの状態異常武器で殴りまくるのが安定。
- ガードは必須:こういうローグライクビルドは防御が要。 兜、鎧、グローブ、靴といった初期からガード値を上げられる装備は絶対に持っておくべき。
- 初期最強「こん棒」戦法: 初期ガードを高め、こん棒で、相手の攻撃力を下げつつ殴る。コモンレベルでもこの「防具ガチガチ」戦法はかなり強い。
『Backpack Hero』の総評としては、操作性だったりストーリーだったり、粗い部分も正直あるが、こういう新しい感覚のビルド系ローグライクは楽しい。
こういうゲームの全てを悟った格言を一つ『あるもんで最強の闘い方探ってくんだよ一生な』
ビルド系ローグライクが好きな俺の中の信念でもある。


