今日は、転がしてデカくするだけの単純明快、シュールな爽快感がある『みんな大好き塊魂アンコール+プチ王メモリー』について語ろうと思う。

「塊魂」はもともと、プレイステーション2で発売されたゲームで、特徴はそのシュールさと独特なセンス。
「この世のすべてを巻き込んで大きくする」という、究極のストレス発散ゲーだ。
転がしてどうやって大きくするかというと、雪だるま方式というやつだ。
最初はクリップやサイコロのような小さな物しか巻けないが、大きくなるにつれて人間、牛、家、ビル、さらには雲や山まで……。なんて言うか、この感覚は掃除している感覚によく似ている。
お掃除好きには、たまらないゲームだと俺は思う。
唯一無二のシュールさと、王様の理不尽な魅力
このゲームには絶対的なキャラがいる。「大コスモの王様」だ。
圧倒的なビジュアルと、主人公である息子(王子)に対する理不尽かつ毒舌な評価。でもどこか憎めない。圧倒的な力と存在だからなのだろう。ほぼ神だ。
このゲームはSwitchへの移植だが、追加コンテンツがある。それは今作の目玉である「プチ王メモリー」。王様の子供時代の過酷な修行をプレイできる。
というのも、この修行ステージ、本編よりも難しい。いままで通り「とりあえず目に付くものを全部巻き込んでデカくすればOK!」という緩いノリじゃない。「特定のモノだけをピンポイントで狙って巻き込む」「極端に短い制限時間内で目標を達成する」といった、結構シビアな条件が課せられる。
おまけに、当時の指導者である「おじいさま(王様の父親)」の評価がめちゃくちゃ厳しくて、ちょっとでもモタつくと容赦なくダメ出しされる。
この理不尽な修行を乗り越えたら、そりゃあんな性格の王様になるわな……と、妙に納得できる、ただのオマケにとどまらない良コンテンツになっている。
なぜ王様があんな性格になったのか、そのルーツを知ると、少しだけ王様に対して優しくなれる……かもしれない。いや、なれないが(笑)。
耳から離れない!神曲揃いのサウンドトラック
もうひとつ、塊魂を語る上で絶対に外せないのが音楽だ。
プレステ時代からフルコーラスのサウンド、正直謎の曲なのだが、「塊オンザロック」をはじめ、豪華アーティストによる中毒性の高い楽曲たちが、プレイをさらに盛り上げてくれる。
なぜ参加しているのかは本当に謎だが(笑)、松崎しげるさんやYOUさん等、名立たる著名人が楽曲提供している。この無駄に豪華なサウンドが、ゲームのシュールさをさらに引き立てている。
最終的にはBGMも選べるようになる。BGMのリズムに合わせて塊を転がしていると、気がつけば1時間、2時間とあっという間に時間が溶けていく。
飽きさせない様々なステージとゲームモード
ステージは様々で、時間内に塊を大きくしクリアしていくのだが、ステージによっては巻き込める個数が決まっているステージや、食べ物のみを巻き込むステージなどバラエティに富んでいる。
操作性はやや癖があり、最初のうちは苦労するかもしれない。
難易度というか、操作やこの塊の独特の凹凸の慣性で、難しく感じることもあるが、慣れてくればステージクリアは難しくない。あまり頭を使わずに楽にゲームしたい人におすすめしたい。
ゲーム難易度は、高くないと
まとめ:全Switchユーザーに遊んでほしい「癒やしと破壊」の傑作
とりあえず、ストーリーは全クリ、プチメモリーも全クリした。収集要素もある。プレゼントや王子の親戚を集めるのだが39人のイトコ・ハトコいるらしい・・・無理だ(笑)
俺はこのゲームの「何でも巻き込める」という潔さが気に入っている。
複雑な操作や難しいストーリーは二の次。とにかく目の前のものを巻き込んでデカくする。その一点に集中できるのが最高に贅沢な時間。何も考えなくていい。
難しいステージもあるが、適当にやって、ダメでも別に何も思わなくて良い(笑)。
ゲームに疲れやイライラを感じてないか?「ローグライクのシビアなリソース管理」や「アクションRPGの複雑なスキルツリー」「FPSのエイム」頑張りすぎだって(笑)。
塊魂はスティックを倒すだけで完結する、この極端なシンプルさが良い。
「最近、頭を使うゲームばかりで疲れたな」という人にこそ、この独特なセンスとストレス発散、何かからの解放感を味わってほしい。

